岡目八目の執筆者2・・・・忘れ得ぬ人々(2015年1月-9月) 

堀江 達夫 1963年入学

 

岡目八目は、20151月、2年目を迎えた。2年目に最初に登場したのは、桂井洋介さん。

改編された英友会の最初から役員を務めている。桂井さんには書いてもらいたいテーマ2つから選んでもらったが、ライフワークとおっしゃる相続の問題を取り上げていただいた。

相続問題は難しいし、よくもめる。世間が騒ぐのは殆どが節税対策である。それに対して異を唱え、必要なのは、財産の分割の後、納税資金の確保があり、最後に節税が来るという順番の問題だという。普段の会話が薄れ、話し合う大切さを忘れているのが、問題の底にあるようだ。

次の山口さんには、驚かされた事が2つある。次々に決断する事が凄い。採用第一号で

デザイナ―の地位を確立した大会社を辞め、赤道直下のジャングルに行くという行動力

には驚く。感性がまずあり、不安や恐れは、殆ど感じない様な生き方は、すごいと思う。

ただ、とてもまねできることではない。寄稿頂いてお礼申し上げようとしたら、もう次の

行動に出られていた。普段からエネルギッシュなのだ。

 穐田さんには、コミュニケーションについて語ってもらった。コミュニケーション不足によって問題が起こっている現代社会だが、その不足の原因は「聞く力」にあるという。今迄重要とされた「話し方」よりも「聞く力」を涵養することによって、実績も上がっているとの事であった。穐田さんの主張もここにある。

 安酸さんには、看護学の変遷を語ってもらった。看護学校と、看護学部の違いを述べてもらった。看護学分野の草分け的存在で、周囲の無理解や理解不足の中、新分野を切り開いてゆくのは大変な努力と忍耐が必要だったと思う。安酸さんの歴史は殆ど看護学部の歴史といって、差し支えないと思う。貴重な寄稿を頂いたと思っている。

 山本利枝さんは、8回目の松井尚子さんと同じ臨床心理士の経験を語ってもらった。山本さんのやり方は子供たちから発せられる信号に注意して学んでゆこうという姿勢である。

子供たちが先生だという、非常に真摯な姿勢に胸を打たれる。

 冨澤さんの寄稿は「職場で使えるおタクな技術英語」ということで書いてもらった。案外知らない英語が次々に出てくる。Master/slaveA to B等。これを読むとコンピューターを使う時に得した気分になるかもしれない。英語を扱う英友会なのに、英語をまともに取り上げたのは、このコラムぐらいかもしれない。

 桐谷さんの寄稿は、「奉仕する事で広がる自分の世界」。長年 教会で奉仕活動を続け、英友会でも、会合の度に 写真を撮る仕事でお世話になっている。奉仕する事が損でなくて、自分の世界が広がるとの前向きな姿勢である。英友会の活動でも、助かっている。

 最後に書いてもらったのが、岩瀬さん。岩瀬さんは所属する会社で技術開発を担当している。彼の会社は世界初の事業をいくつも抱え会社名にもそれが表れている。第5回目に登場の角沢さんのアナログからデジタル化の変化の具体例になる。映像音響分野で、アナログ全盛の時代から、レーザーカラオケに代わり全盛を極めたのに通信カラオケにとって代わられ、姿を消す。レーザーディスクもDVDに変えられる事になる。そのDVDもブルーレイの登場で、危うくなりそうだが、当分DVDは生き残りそうである。

素人では、違いがわかりにくい技術の移り変わりと変化の激しさを説明してくれている。

変化の激しい技術競争の一端を解っていただけたのではないかと思う。

ホームページ開設の20142月から、2015910日時点迄で英友会ホームページを覗いてくれた人は、8944人、約9千人が2年弱で、見て頂いた。ホームページを訪問頂いた人に感謝したい。                                   以 上

 

筆者プロフィル  堀江達夫

1963年工学部工業化学 入学

卒業後、国際石油会社シェルに就職

ベルギーの研究所で22の公用語の中で

働いた後、日本で新しい研究所立上げ。

定年退職の後、複数の会社で働き

完全退職。学生時代は、スピーチで毎日杯に

2回出場。大学1年で通訳の試験に合格して

五輪の通訳の仕事や、海外添乗を経験。

 第3期英友会役員

 

              了

名前はペンネームでも構いません。

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