桐谷 孝 1992年入学
私は大学を卒業後、カトリックの洗礼を受けてキリスト教徒となりました。32歳の時でした。受洗したカトリック習志野教会は、名簿上は2000人の信徒がおりますが、日曜日のミサに与る人はおよそ400人といったところでしょうか。カトリックの教会だけあって、ミサに与る人の職業も国籍も人種も実に様々。常駐する神父様も日本人とイタリア人の2人体制。飛び交う言語も日本語・英語・タガログ語・スペイン語・ポルトガル語等々。本当の意味で「多様性」を実感できる空間であります。
そして受洗からしばらく時を置いて、私は、教会の運営委員の1人となり、少しずつ奉仕活動に従事するようになります。
月に1度、委員が集まって神父様を囲み、運営委員会を開きます。教会を運営していく上での様々な取決めを行なったり、1年間の行事を決めたりします。これだけだと気苦労ばかりが先行しそうですが、集まる運営委員の顔ぶれは、ミサの時と同じく多彩です。様々な職業に就く方達が、それぞれの経験と見識を持って委員会に参加します。私も、一緒に活動させていただくことで、多くの方々の経験や見識に触れることが出来ます。
一度学校を卒業してしまうと、他の職業に就いた方々と触れ合う機会がどうしても少なくなりがちです。こういった奉仕活動を通して、自分の知らない世界を拝見させていただく、という機会を、なるべく多く持てるようにしたいです。
千葉大学は総合大学であって、様々な分野を学ぶ学生が、1つのキャンパスに集まって学び、お互いに交流しています。それと同じ機会を、社会人となった現在においても、(形はかなり違いますが)実践できればと思います。
プロフィール
氏名:桐谷 孝(きりやたかし)
入学年・学部:1992年入学 法経学部法経学科
卒業後船橋市役所就職
仕事で公共サービスに携わる一方、キリスト教の教会の活動で奉仕活動に参加。
現英友会役員
名前はペンネームでも構いません。
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