学生に知ってもらいたいこと、伝えたいこと(2)

楢戸健次郎 1965年入学

 

2.“Keep learning” 観察する。質問する。

 David Wernerが指摘する8つの態度の5番目は“Keep learning”である。学び続けるためには、観察する質問することが重要だ。

「旅をする、外国を旅行すると沢山の新しいことに出会う。昼間寝ている暇はない。長いバス旅行だからと寝ていてはダメ。寝るのは夜寝なさい。もったいない。外を見てごらん。あんな高いところまで段々畑が続いている。知らない木がある。あれは何だろう。あの人が担いでいるものは何だろう、なぜこんな交通量の多い街道を歩いているのだろうか。よく見れば、知らないこと、不思議なこと、疑問に思うことが山と転がっている。・・・疑問を持ったら、次は質問だ。」

 日本の学生は、概して質問する習慣に乏しい。慣れてない。小学校は別として中学から大学まで、聞くことが中心で、疑問に思ったことをどんどん質問するようには訓練されてこなかったせいだと思う。これでは積極的に学び続ける態度は養われない。学び続けるためには疑問を持つ、そして質問することが大切だ。

 私は学生を飛行場に迎えに行き家までの自動車の中で、挨拶をし、一応のオリエンテーションをした後、「これから先、不思議に思ったこと、疑問に思ったことは何でも聞いてね。寝ている時はだめだけど、起きているときはいつ聞いてもかまわない。どんなことでも、プライベートなことでも何でもいい。勿論なんでも知っているわけではなく、答えられないことも多い。が、その時は後で調べてメールするからね。」と話す。

 

プロフィール

氏名:楢戸健次郎(ならとけんじろう)

入学年・学部:1965年入 学 医学部

大学卒業後地域医療をめざし、家庭医の研修を受け、北海道で病院勤務後に診療所開設。2005年から日本キリスト教海外医療協力会から派遣されネパールで医療活動

現在ネパール在住 医療活動中 

NGO「クロス」ネパール代表

名前はペンネームでも構いません。

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