土日パイロット日記

高橋 洋司 1964年入学

 

 「Drifter 552, On base leg, Landing, Runway 28」(ドリフタ―552号機、第4旋回手前、滑走路28に着陸します)と後部席の私がピットに無線を入れると、前席の訓練生はエンジンパワーを少ししぼりながら最終侵入に機体を旋回させます。機体を43ノット(約70km)のスピードをキープしながらゆっくり滑走路に向かって降下させ、高度3mで操縦桿をじわっと引いて水平飛行させ、あとは自然に機体が沈むのを待って、トーンという感じで着地させます。こんな感じで着陸出来るまで訓練生は徹底的に練習させられます。飛行機操縦で一番難しいのは着陸操作で、訓練80%以上はこの着陸の練習です。

 

 平成元年、ハリウッド映画のトム・クルーズ主演の「トップ・ガン」を観た時、子供の頃からパイロットに憧れていたので、もう我慢ができなくなり、即今所属してる茨城県のフライングクラブに入会しました。数年後、操縦指導員の資格も取り、以来ずーっと空を楽しんでいます。晴れて視界のいい時は、遠くに富士山、東京湾、東京のビル群、スカイツリー、幕張新都心、日光連山、筑波山、霞ヶ浦などを眺めながら、ノンビリと空の散歩するのは、実に爽快で、地上の物が小さく見え、優越感すら感じます。ストレスなんて完全に吹っ飛びますよ。

 

 私が乗ってる飛行機はウルトラライトプレーン(超軽量動力機)で、軽飛行機のセスナ機等より一つ下のクラスの機体です。17歳以上の日本国籍の方なら誰でもトライできます。健康診断さえ合格すれば年齢の上限はありません。現在私の生徒さんで84歳の方もいます。私のクラブでは、ソロフライトができるほどになり、免許(航空局からの認定証)をもらえるまでには約40~45万円ほどかかりますが、セスナ機等の自家用ライセンス取得の5分の一以下です。自動車の免許より少しばかり高いだけです。手軽に飛べる反面、フライトの条件は厳しく,飛行可能な範囲は滑走路から半径3km, 最大9kmまでです。2地点間のフライトは出来ません。必ず離陸した滑走路に戻ってこなければなりません。

 

 皆さんもノンビリ空の散歩を楽しみませんか?ご興味ある方は私までご連絡下さい。

 

    Eメール: pro-pilot@dol.hi-ho.ne.jp

 

プロフィール

氏名:高橋 洋司

入学年・学部:1964年入学 教育学部英語科

外資系旅行会社勤務

現在、週末はパイロット教官として空を満喫中

千葉県船橋市在住

名前はペンネームでも構いません。

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コメント: 1
  • #1

    中村 均 (金曜日, 30 11月 2018 22:30)

    洋司さんは今でも飛んでいるのですか?

    海外で見る日本ニュースに軽飛行機の事故が出る度に心配しております。
    色々とお世話になったまま飛び出してしまった私の無礼ではありますが、
    房子お母様は達者ですか?博子さんの事はインターネットで簡単にお活躍を知る事は出来ますが・・

    中村 均

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